七転び八起き

30代会社員amiの雑記ブログ。キャリアとライフの充実を目指し奮闘中。コメント大歓迎。

炭酸カブ飲みが原因でうつ状態になってから回復するまでの1年間を綴る

私が大学生だった頃、もう10年以上も前ですが、「もしかしてうつ病かも…(注」と思った時期がありました。うつなんて自分には関係ないと思っているあなたに向けて(私もそう思ってました)、今日はその時のことを振り返って書いてみたいと思います。

(注:ちなみに病院には行っていないので、「うつ病」と医学的に診断される状態だったのかは分かりませんので、その点はご了承下さい。)

 

◆鬱ぽっくなったきっかけ

鬱っぽくなったきっかけは、端的に言うと、「炭酸をガブのみして、胃を壊したこと」でした。

フザけてるのか!と思われそうですが、ホントです。もしタイムマシーンがあるなら、あの時の自分をぶん殴って止めたいくらいです。

炭酸をガブ飲みすることになったその日、私は駅前でティッシュ配りのバイトをしていました。9月中旬頃のとても暑い日で、とにかくノドが乾いて、バイト終了後、コンビニに駆け込みました。

そこでサイダー的なペットボトル500mlを1本買い一気飲み。しかしそれでもまだノドの渇きは収まらず、同じものをもう一本買い、一気飲み…。

ふー、仕事のあとのサイダーは最高だわ!と思い、その日は終わったのですが、翌日…。

(気持ち悪い…)

(メシが食えねぇ…)

数日たっても治らず、仕方なく病院に行きました。すると…

先生「炭酸ってすっごく胃に悪いんだよ。知らないの?脱水症状のところに1リットルも炭酸ガブ飲みしたら、そりゃあ胃を壊して当たり前だよ。」

えー!炭酸が原因!?ってか炭酸ってそんなに胃に悪いのか!初めて知った…。

薬をもらい、その後も何度も病院に通うもののなかなか治らず…。結局、治るまで1か月以上かかり、その間、ほとんどごはんを食べれられず、暗~い気持ちで過ごしました。

 

◆胃は治ったはずなのに、ごはんが食べれない

時間はかかりましたが胃は治りました。しかしここで問題が…。

治ったのに、なぜかごはんが食べられません。食べる気がおきません。でも食べないと死んでしまうので、義務感で食べるのですが、まったく美味しくありません。まさに砂を食べているような…。当然、たくさんは食べられません。

その内、夜もあまり寝れなくなりました。なかなか寝付けないし、やっと寝れてもすぐ目が覚めてしまいます。続けて眠ることができず、寝てはおき、寝てはおき、を繰り返します。

気持ちはどんどん落ち込んでいきます。何をしても楽しくない。心がぽっかり穴があいたような…。とてつもなくむなしい気持ちです。一番つらいのは、このむなしさでした。

「死にたい」とは思わなかったのですが(そんな勇気もないし)、でも、「消えてしまいたい」とは毎日思っていました。この世からひっそり消えてなくなりたい…。こんなにむなしくつらい気持ちが一生続くのかと思うと、絶望的な気持ちになりました。

そんな状態が、秋が過ぎ冬が来て、年が明けてもまだ続いていました。

 

◆もしかしてうつ病…?

これまで経験したことがないツライ日々に、頭の中にチラチラと「もしかしてうつ病かも…」という考えが浮かんでいました。コンビニなどで、うつ病に関する書籍を立ち読みすると、確かに自分の症状と一致するように思えます。

しかし、仕事のストレスとかならわかるけど、「炭酸水のガブ飲み」が原因のうつ病なんてあるんだろうか…? 分からない…。

当時はまだ大学生で一人暮らしをしており、周りに相談できる大人はいません。精神科に行ってみようかとも思いましたが、精神科なんて人生で一度も行ったことないし、どんなところなのか想像もできなくて、怖くて行けませんでした。

そんなこんなで症状は悪化していきます。冬が過ぎ春になりました。春休み、私は実家に帰省しました。

 

◆悪夢をみること一か月…回復の兆し?

帰省して久々に家族と会っても、むなしい気持ちは消えません。何もやる気がおきなかった私は、母親に甘えてひたすらダラダラしていました。

実家で愛犬の世話だけして、あとはひたすらダラダラダラダラダラダ…

すると…ダラダラしまくったのがよかったのか、一部症状の改善がありました。夜、寝付けるようになったのです!なかなか寝付けなかったので、これは大きな前進です!

しかし、その代わり(?)、寝ても必ず悪夢をみてしまうようになりました…悪夢で目がさめて、またうとうとして寝ると悪夢を見る、この繰り返しです。毎日毎日悪夢を見ていました…。

一か月くらい悪夢を見続け、春休みも終わりに近づいたころ、悪夢を見る回数が減っていきました。そして、むなしい気持ちも、以前よりもマシになっていました。

4月上旬、少し回復した私は、大学に通うため、また一人暮らしの家に戻りました。

 

◆あっけなく再発

いやー、少しよくなって良かった!と思ったのですが、結論からいうと、そのまま良くなることはなく、徐々に悪化し、2か月くらいでまた元の悪かったときの状態に戻ってしまいました…。

(消えてしまいたい…。こんなつらい思いをしてまで、なぜ生きているんだろう…。)

そんな気持ちを日々抱きながら、なんとか大学の中間テストを終え、またも実家に帰省しました。

 

◆夏休み、再びダラダラする

さて、夏休みに入り、再び実家でダラダラしました。すると、また、治ってきました。しかも、今回は、前回の春休みよりも早いスピードで回復していきました。

たぶん半月くらいで、「まだむなしい気持ちはあるけど、だいぶ良くなった!」と自分でも実感できるレベルまで回復しました。

実は8月中旬に、大学の友人と東北へ一週間ほど遊びにく約束をしていました。はっきりいって、行きたくありませんでした。でも、鬱っぽいということは周りに言ってなかったし、断る理由がなかったので、行くしかありませんでした。

しかし、結果的にですが、これがよかったです。

旅行に行っても、むなしい気持ちは悪化しませんでした。無事、旅行から帰ってこれた!これは私にとって自信になりました。

大学の夏休みは9月末までありますので、旅行から帰った後、一か月くらいはまた実家でダラダラしてました。そして、夏休みが終わるころには、夜も寝れるしごはんも食べれるし、多少のむなしさはまだあったかもしれませんが、消えたい気持ちはなくなりました。

 

◆あの頃の自分に伝えたいこと

その後、順調に回復し、今はもう全然あのむなしさはありません!

でも数年間は、もしかしたら再発するんじゃないかと心配で気が気ではありませんでした。今は、もしかしたらまたなるかもしれないが、その時はその時考えようと気楽に構えています。(あと、次なったらちゃんと病院に行こうと思います…)

もし、あの鬱っぽい時代の自分に今の私が会えるとしたら、「そのむなしさは一生続くわけではないから安心しろ」ということを伝えたいですね。あの頃は、このむなしさがこの先何十年も続くんだと思い、大きすぎる試練だと感じていました。

とにかくちょっとしたきっかけでも、こんな状態になることはあるので、自分には関係ないと思わず、心の健康には気にかけていきましょう!

以上