「習慣が10割」を読んでみた
習慣は性格を変えるより難しいなどと言いますが、最近はこの「習慣」を変えるというテーマのセミナーや本も増えてきてますよね。
それだけ習慣を変えたいという人が多い証拠で、私もそうですが…。
今日は吉井雅之著「習慣が10割」を取り上げてみたいと思います。
習慣化の方程式
著者曰く、習慣とは、
「習慣=思いの深さ×繰り返し反復」
であるとのこと。
何かを習慣化したいなら、なぜそれを習慣にしたいのか、習慣化して何を達成したいのか、強くイメージすることが大事。
さらに「楽しい」と脳に思わせないとダメで、「(楽しくはないけど)正しいことだからしなければならない」では絶対に続かない…らしい…。
「ダイエットしたら、憧れのブランドのワンピースが着たい」 「ダイエットしたら、彼氏と海へ行って堂々と水着姿を披露したい」 このように、「やりたい」と思えることにフォーカスすれば、脳はその目標に近づくための行動をとります。 「甘いものをやめなければならない」とわざわざ考えなくても、ダイエットの邪魔になる行動は自然と避けるようになるのです。 挫折しないためには、自分の中にある「やりたい」という感情に目を向けることを忘れないでください。
「〇〇しなければならない」という発想は良くなくて、「〇〇したい」に目を向けることが大事みたいですね。
確かに、例えば、私の周りの日本語ペラペラの外国出身者の話を聞くと、日本のドラマが好きとか、アニメが好きとか、日本語に対して「好き」「楽しい」という感情を持っているケースが多いんですよね。
私も英語が話せるようになりたいと思って、英語の勉強を習慣化しようとしてますが、「楽しい」域には達しておらず、脳が習慣化を拒否しているのかもしれません。
なお、「自分のため」ではなく「他人のため」という動機の方が、習慣化しやすいそうです。
なので、そういう側面をひとつ入れるといいんでしょうね。
例えば、英語の勉強をして英語を話せるようになることで、「誰かに貢献できることはないか?」という視点を持つということですね。
習慣化のためのTIPS
この本では習慣化のためのTIPSが色々書かれていますが、その中で2つなるほど、と思ったところを紹介します。
1.とにかく「ハードル」を下げる
習慣化したいなら、とにかくハードルを下げることがポイントです。
ベイビーステップが大事という話はいろんな本に書いてあるので、間違いないんでしょうね…。
これの意味するところで共通するメッセージは、「自分を許す」ことだと思います。
100%できなかったと悔やむのではなく、5%前進したなら、その出来た部分を誉める。
今日ストップしてしまっても、昨日まで継続していたことに目を向ける。
そうやって少しずつ前に進んでいく方が賢いということです。
2.「1個前の習慣」を決める
何かを継続したいなら、その1個前の習慣を意識することです。(中略) 帰宅後に資格試験の勉強を習慣にしたいなら、帰ってすぐ目に入る場所に問題集と筆記用具を置いておく。
1個前の習慣を意識するっていうのはなるほどと思いました。
すんなりと行動に移せるように、行動としてのハードルを下げるってことですよね。
悪い習慣に結び付くものはできるだけ自分のテリトリーから遠ざけ、良い習慣に結び付くものは目のつくところに置いておく。
そうやって自分をコントロールしていくんですね。
人間やすきに流れがち。生きるって大変ですね…。