七転び八起き

30代会社員amiの雑記ブログ。キャリアとライフの充実を目指し奮闘中。コメント大歓迎。

妊婦になって初めて妊婦の辛さを知る

お久しぶりですが、私、妊娠したんです。

現在37歳、産む頃には38ですか…。

いやーこの年になってもまだ学ぶことってあるんですね。

妊婦がこんなに辛いって、妊娠して初めて知ったわ、ほんとに。

本日は将来の私がこの辛さを忘れないように、今日までの学びを残しておきたいと思います。

 

妊娠前の私の妊婦に対する認識

妊娠した場合、何が恐怖かって言ったら、一番に思い付くのはやっぱり出産時の痛みですよね。

鼻からスイカが出るくらいの痛みとか、とにかく出産時の痛みに関しては、出産した皆さん口をそろえておっしゃいます。

しかし、今は無痛分娩というものがあり、私は妊娠発覚後、速攻で24時間365日いつでも無痛で埋める病院を予約しました。

無痛分娩をしたい人はけっこういると思うのですが、日本では無痛ができる施設の数が少なくて、すぐ予約がいっぱいになってしまうので、無痛考えている人はマジでスピード命です。

しかし私はわかってませんでした…。

つらいのは出産だけじゃない、出産するまでの妊娠生活がすごく辛いということを…。

マタニティマーク、あれの存在意義を私はよくわかってませんでした。

お腹大きくなるとやっぱ立ってるのつらいんかな?くらいの認識でした。

でも今はわかります。お腹の重さだけの問題じゃないんだ、マジで体調悪いんだ…

 

妊娠は病気じゃない=体調悪くても何もしてもらえない絶望

私は妊娠5週くらいから食べつわり(空腹になると気持ち悪くなるのでエンドレスで食べ続けなければならない症状)に悩まされましたが、8週くらいから吐きつわりに移行しました。

吐きつわり、それはまさにドラマとかで「ウッ」ってなってトイレに吐きに行く、あの症状です。

しかし、ドラマだと時々気持ち悪くなって吐きに行くイメージですが、実際は一日中気持ち悪くて、一日に何回も吐きます。

私は寝てたり座ってたりすれば吐かない(でも常に気持ち悪い)のですが、歩いたり立ち上がったり座ったり動作をすると吐いてしまうという症状でした。

リビングからトイレに移動する途中で吐き、トイレに座ると吐き、トイレから立ち上がると吐く、みたいな感じです。

寝ている時間以外はずっと気持ち悪く、だんだん食べれるものも減っていって、気づいたら3食同じものを食べるようになりました(ちなみに私は、納豆ご飯とリンゴをエンドレスで食べてました)

しかもこれが1~2週間なら我慢できますが、2か月以上続きます。

一般的に12週で終わるといわれますが、私ははっきりよくなったと感じたのは18週頃で、約10週間続きました。

 

私もノロウイルスとかいろいろ辛い胃腸炎やってますが、あんなのせいぜい一週間じゃないですか。

あれが二か月以上続くんですよ。この絶望感尋常じゃないです…。

 

ちなみに病院にいっても何もしてもらえません。

「吐くって言っても、食べれてるなら大丈夫」「1日ペットボトル500ml程度の水分が取れてるなら大丈夫」「妊娠初期は栄養あるもの食べれなくても赤ちゃんには影響ないから、何でもいいから食べれるもの食べて、あとは耐えてください」←実際に言われた言葉

それは医学的事実かもしれませんが、マジで気持ちわるいんですよ、一日中!!

※ちなみに100人に1人くらいは入院になる妊婦さんがいるらしいです。入院するレベルの方はほんとに辛いんだろうなぁ…。

 

約2か月間、近所のスーパーやコンビニにも行かず(夫にお願いする)、風呂もほとんど入らず(週1くらい←汚い)、毎日えずきながら在宅勤務(コロナ渦に助けられた)をしてました。

でかけたのは妊婦検診くらいでしょうか。エチケット袋抱えながら移動してね…。

少し体調がよくなって久々に風呂につかったら、全身から垢が浮き出てたことは二度と忘れないでしょう…(震)

 

安定期に入っても妊娠前の自分には戻らない

つわりが終われば、妊娠前のように活発に動けるようになるのかなーと思ってたのですが、実際は違いました。

ピーク時のように毎日何度も吐くことはありませんが、週に2~3回はまだ吐きます(現在22週のバリバリ安定期)

走ったりできません。吐きます。

体力が落ち、少し坂道歩いただけで息が切れます。

少し重いものもつだけでお腹が張って痛くなります。

頭痛もちですが、薬飲めません。(カロナールは飲めるけど全然きかない)

妊娠初期より体調が上向くだけで、妊娠前の体調に戻るわけじゃないんだ…(失望)

 

妊娠生活ってもっと楽しくて幸せなものだと思ってた。

赤ちゃんの胎動感じながら、赤ちゃんグッズ揃えたりさ…(実際は体調悪いから買い物いくの億劫すぎ)

早く産みたい…!自分だけの体を取り戻したい…!

神よ、十月十日はいくらなんでも長すぎじゃねーかと思う今日この頃です。

 

でも、良い勉強になったなって思うんです。

妊娠がこんなに辛いってこと、妊娠するまで気づけなかった。

将来自分がマネージャーとかになって部下ができたら、きっと妊娠中だったり、体調が悪いメンバーに気遣えると思います。

私は今まであまり体調面で苦労したことがなくて、高熱がでても解熱剤飲んで仕事してたし、胃腸炎になっても薬飲んで出張行ったり、どちらかというと病気は甘え系の人間でした。

でも、今回分かりました。

ほんとに体調悪くて、どうにもならないことが、あるんだってこと。

 

マタニティマークを見る目が変わった

出産時の痛みと違って、つわりの辛さってあまり世の中に知られてない気がします。

それはたぶん、出産時の痛みは妊婦全員共通の経験なんだけど、つわりは個人差が大きいためと思われます。

まったくつわり0という人もいれば、気持ち悪いけど吐くまではいかない人、私みたいに毎日吐くけど入院するほどじゃない人、入院するほど酷い人、まちまちです。

妊娠中期以降のトラブルの出方も人それぞれです。つわりが続く人、腰痛がひどい人、眠気がすごい人、絶対安静を言い渡される人、一方でマタニティヨガなどを楽しめるくらいまで体調が戻る人もいます。

でも妊婦の8割にはつわりの症状がでるといわれています。

私は今後の人生、マタニティマークを付けている方には、最大限配慮しようと思いました。

想像力がない私は、つわりになってようやく、今まで見えなかった世界が見えて、そこは唯一良かったな、と思うところです。