七転び八起き

30代会社員amiの雑記ブログ。キャリアとライフの充実を目指し奮闘中。コメント大歓迎。

親知らずを抜いたけど全然痛くなかった件~静脈内鎮静法のススメ

痛いのが大嫌いで長年親知らずを抜かなかった私が、ついに親知らずを抜いた時の体験記。

痛みに弱いアナタに朗報です。今時の抜歯は痛くない!マジで!

 

◆親知らず抜歯を決意するまで

とにかく痛いのが嫌いなんです。特に注射の痛みが大嫌い。

なので歯医者の局所麻酔の痛みも恐怖でしかないんですよね。小さいころ乳歯を抜くのに局所麻酔をされたことがあって、それがめっちゃ痛かったのを今でも鮮明に覚えており、完全にトラウマです。

しかし、20歳前後くらいから親知らずが生えてきてしまい、しかもそれがたまに腫れて痛い…。

歯医者に行くと、

先生「あ~親知らずが完全に虫歯になってますね。うまくハミガキできてないようなので、抜いたほうがいいですよ」

と必ず言われるのですが、

「いいえ結構です(即答)」

と避け続けていました。

しかし虫歯をそのままにしておくのも怖いよな~と常々思っており、ついに、県内で「無痛治療」を掲げる歯医者の門を叩いたのです!

 

 ◆歯科医師から「痛くないことを保証します」宣言(!?)

その歯医者は県内の一等地にありました。予約してまずは歯の状態をチェックしてもらいます。レントゲンなどもとり、先生の診断は…

先生「親知らず4本とも全部虫歯になってます。4本全部抜くことをオススメします。」

とのこと。4本全部虫歯という結果はショックですが予想はしてました。

抜くのは分かった、問題はそこからだ!

私「先生、実は私、痛いのがすっごく苦手なんですが…。」

先生「そうですか。当院では自由診療になりますが、静脈内鎮静法を使うこともできますよ。その場合、手術中はまったく痛くないことを保証します。」

私 「!?」

はい、でました。アッサリと、「痛くないことを保証します」宣言!!なんと心強いんだ!!!なんだ静脈内鎮静法って!!!うさんくさくね?大丈夫なのか?

しかしそこまで宣言されてはやるしかありません。「お願いします」と頭をさげるのでした。

 

静脈内鎮静法のお値段

その後、助手さん的な人に別室につれていかれ、いろいろと説明をうけました。

助手さん「静脈内鎮静法ですが、料金は1回3万円です。」

さ、3万…!?

私「親知らず1本3万ですか?」

助手さん「いいえ、1回で2本抜けそうだったら2本抜くこともあります。しかしそれはやってみないとわかりません」

なるほど、すると1回1本しか抜けなかった場合、3万×4回で12万か…。

…。

…いや、12万で「まったく痛くないことを保証」してもらえるなら、むしろ安くね??

と(その時は)思ってしまい、その日は抜歯の予約と予約の頭金を支払って帰宅しました。

 

◆抜歯当日の様子

当日、ドキドキしながら歯科医訪問。17時からの予約だったのですが、患者さんは私一人。なるほど、この先1~2時間くらいは私にかかりっきりになるわけで、だからあんなに高いんですかね、静脈内鎮静法とやらは。

この間の診察とはちがう部屋に連れていかれ、仰向けにされます。指先に脈を測る機械がとりつけられ、ピッピッピッという電子音が響きます。

先生が登場し、顔の上のライトがバッと尽きます。ま、まぶしい…。てか、これ、まじでドラマとかで見るような典型的な手術室やん…。

緊張の中、先生が点滴を持ってきます。

先生「はい、ちくっとしますよ~」

そう、静脈内鎮静法というのは、点滴で薬物をいれて、眠ったような状態にしてその間に治療をしてしまうというものなのです。全身麻酔と違って自発呼吸が可能なので、体への負担は少ないらしい…。

先生「5分くらいすると眠くなってきますからね~」

そういって先生は点滴を投与します。

はっきりいって5分もかかりませんでした。1分くらいしたら、くるくると目が回って、いつの間にか気を失っていました。

 

 ◆まったく痛くない、というか記憶がない

1時間くらい寝てたんでしょうか。目が覚めると全て終わっていました。

これは…すごい…。

確かにまったく痛みない…。いや、痛みがないというか、気持ちよく寝てたら治療おわってた…。痛みも恐怖もゼロ!

最高すぎる…!!!

先生「あ、目が覚めましたか。1本目が簡単に抜けたので、今回は2本抜きましたよ。」

おー!先生、グッジョブ!

10分くらい休んで、次の抜歯の予約をしてその日は帰りました。

いや~これはすごいわ。感動だわ。マジで痛みも恐怖もゼロだわ。

 

◆ところで抜歯後の痛みは…?

しかしちょっと待ってほしい。よくいいますよね、親知らずは抜いた後が痛いのだと。

これについてはどうだったかというと、1回目の抜歯(1回で2本抜いた)は、抜歯後も大して痛くありませんでした。

なので余裕しゃくしゃくで2回目の抜歯に挑みました。もちろん手術中は全く痛くありません。目覚めると先生からひと言。

先生「いや~今回の歯は抜くの大変でした。」

そうなのか…と思いつつ、家に帰ると、麻酔が切れてきて…

やべぇ。

マジで痛い…。ズキズキズキズキ…。

土曜日に歯を抜いたんですが、ごはん食べるのも一苦労。日曜日も痛くて、月曜は出社したものの、仕事にならない、痛すぎて…。

会議にでても歯が痛くて何も考えられない…。

上司「amiさんはこの件についてどう思う?」

私「あ、えっと…。あのー、すみません、歯が痛すぎて聞いてませんでした…。

いや、ほんと失笑されましたよ…。でも本当に痛かったんです。

痛み止め?飲みましたよ、もちろん!歯医者から1週間分の痛み止めを処方されてますから。でも、飲んでも効かないんだ、まじで。

1週間たっても痛みがひかず、歯医者に追加で痛み止め処方してもらいましたよ。つらすぎる…。

ちなみに3回目の抜歯(4本目)後はそんなに痛くなかったです。つまり、抜いた親知らず4本のうち、本当に痛かったのは1本。痛み止めがきかないんだから、これは逃れられない痛みです、残念ながら…。

 

◆結論:抜いてよかった、親知らず

まぁそんな訳で、とにかく静脈内鎮静法はオススメです。いつかは抜かなくてはいけないのなら、今、勇気を出しましょう!術後の痛みは、大人なんだし、我慢しよう!

ちなみに私は1回3万でトータル10万くらいかかったけど、もっと安く受けられるところもあるみたいなので、いろいろ探してみることをオススメします。

以上